運動のやり過ぎな人こそ痛風に注意するべき理由

2018年12月16日

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痛風(読み方:つうふう)と言うと皆さんはどんなイメージですか?不規則な食生活などから起こるものと考えがちでしょう。

しかし健康に注意をしているスポーツ愛好者、それもガッツリ真剣にやっている人に案外多い病気なんです。運動のしすぎも、また痛風の原因となるようです。

私の場合、かなり追い込んでハードにトレーニングをすると痛風を発症することがよくあります。長時間のトレイルラン二ングの後、何度となく再発しています。と言うことで痛風の発症とトレーニング強度との関連から対策まで記しておきたいと思います。

痛風の症状

痛風の症状は何と言っても足の親指の付け根に起こる激痛です。赤くパンパンに腫れます。痛みは足が地面に着けないほどの痛みです。それこそ風が吹いても痛みが出るほどの痛みです。足の親指付け根のほか、足首や足の甲、かかと、アキレス腱、膝などに発作が出る人もいるようです。初めて発作を起こした人は、今までに経験したことなないほどの痛みですので骨でも折れたのかと思うかもしれません。特に運動を継続してやっているような人は、「あ!疲労骨折でもしたかな?」と思うかもしれません。私もランニングをしていたので走りすぎて疲労骨折をしたのではないかと思いました。慌てて病院に行くと「痛風ですね」と診断されましたが…。

痛風の特効薬としてはコルヒチンが有名なところです。私も病院で処方されることがあります。コルヒチンはかなり効きます。痛風発作時に飲むと痛みと炎症はすぐに良くなります。ただ副作用もあるようで、医師によっては出さないという方もいます。吐き気や腹痛、下痢などが主な副作用です。その他、男性では確率的にはわずかでしょうが、精子の異常や子供に障がいなどの悪い影響が起こるといった報告もあるようです。この辺を気にして処方を敢えてしないといった先生もいます。そういった先生は一般的なロキソニンなどの痛み止めの薬を処方してくれます。そして水分を多くとって代謝を上げていくという方針のようです。

いずれにしても時が経てば必ず治る病気です。痛みを我慢すれば1週間から10日くらいで痛みは治まります。それ故、痛みが去ったら痛風のことなんて忘れてしまうんですね。そしてまた痛風になるといった繰り返しを何度もしてしまうのですね。ただ痛風の繰り返し、尿酸値の高い状態は腎機能障害や尿路結石などの合併症を起こしますので、痛みが無くなったからと安心してはいけません。十分な対策が必要です。

痛風の原因

痛風は尿酸の結晶化によりその結晶が関節部分の骨に付着します。その鋭いトゲ状の結晶が剥がれた際に痛みや炎症を引き起こします。
プリン体とは細胞の中にある核酸を構成するものです。全ての食物に存在しますが細胞数の多いものに当然多く含まれます。プリン体は体内で分解され、尿酸に変化します。その尿酸は通常、体外に排出されるます。ただ、その排出能力を超えた余分な尿酸は体内に蓄積されます。この状態が高尿酸血症という状態で痛風を発生しやすくなります。痛風以外にも腎臓疾患なども引き起こすことがあり注意が必要です。

ビール、あんきも、白子、魚卵、レバーなどがプリン体の多い食品で痛風の原因とよく言われます。
でも、これらの食べ物を摂っていなくても痛風になるのです。私もプリン体の多い食品などほとんど食べていないにも関わらず、痛風を度々起こしていました。

プリン体は飲食物で体内に取り入れられますが、その割合は体内に存在するプリン体のたった2割です。残りの8割は体内で生成されているのです。つまり食べ物から摂る分は少ないに越したことはありませんが、不規則な食生活をしていないのであれば、さほど気にすることはありません。それ以上に体内で生産される分を考慮する必要があるのです。

古い細胞が新しい細胞に変わる新陳代謝の際にプリン体は発生するのです。激しい運動をすると筋肉の細胞が破壊されます。つまりその激しい運動は多くのプリン体を生産する原因になっているのです。スポーツ選手に案外、痛風の人が多いというのは納得ですね。

また、尿酸を体外に排出する排泄能力が悪い人がいます。これは先天的なものがあるようで、生まれつきなのでどうすることもできないでしょう。痛風を頻発させる人はこの能力が劣っているのです。高尿酸血症の人の約9割はこの尿酸排泄能力に問題があるようです。こういう人は食生活をいくら気を付けても無駄なんですね。

激しい運動をしていてそれにプラスして尿酸の排出能力が劣っている人はかなり痛風のリスクが高いことになりますね。また、激しい運動をして体内の水分が枯渇した状態から水分補給が十分でないと尿酸値は相対的に一気に高まります。この点からも激しい運動をする人は痛風に注意が必要なんですね。

尿酸値の高い運動選手のための痛風対策

尿酸の排出機能が不十分で、さらに運動をしていてプリン体の発生が多い人はどうしたらいいのでしょうか?食生活で外から入ってくるものを制限したり、あるいは薬で尿酸の排出を助けるなどが一般的な治療法でしょう。

ただ、それにも限界はあります。普通の一般的な生活をしているのならいいでしょう。でも毎日のようにランニングをしたり筋トレをしたり、泳いだり等々、激しいトレーニングをする人はそれも間に合わたいでしょう。またあまり薬に頼りたく無い人もいるでしょう。

そこでこれらのタイプの痛風の人に良いものがあります。それは牛乳です。牛乳は尿酸の排出を助けてくれるようです。
牛乳に含まれているカゼインは胃で分解されるとアラニンというものになります。アラニンは腎臓に働きかけ尿酸を排出させることができるようです。牛乳は低脂肪乳の方が効果があようです。低脂肪のヨーグルトでも同様の効果があります。1日にコップ1杯の牛乳を飲むと痛風の発症が43%減ったという研究結果もあるようです。牛乳を毎日飲んで痛風の予防ができるのですね。

普段、尿酸値が高くその上激しいスポーツをする人は、まずは水分補給を十分にしていき、さらに、毎日『牛乳』を飲む習慣をつけるといいでしょう。

あの辛い痛みはもう二度と味わいたくないですよね。