膝の内側のその痛みは「鵞足炎」では?

2017年11月4日

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今回のランニング障害は「鵞足炎」(読み方は=がそくえん)について見ていきたいと思います。

これもランナーには多い障害の一つです。

場所としては膝の内側が痛くなります。
膝の内側に痛みがあるといった場合には関節内の損傷というよりも、膝の内側の筋肉から腱の「鵞足」部が傷んでいる鵞足炎を疑う方がいいでしょう。鵞足部は前側から「縫工筋」(ほうこうきん)、後ろ側から「半腱様筋」(はんけんようきん)、内側から「薄筋」(はっきん)の3つの筋肉が膝の内側で合わさった部位を言います。その形が鵞鳥(ガチョウ)の足に似ているので鵞足と呼ばれています。

病院で半月板とか靭帯の損傷と言われることもあるようですが、ランニングをしていてそれらを損傷することはあまりありません。過去に半月板損傷や靭帯損傷の経験がある場合は別ですが。関節の痛みと言うよりも筋肉の痛みですので膝の内側を押すと痛みが強くなります。関節内の原因のものだと押しただけではそこまで痛みは強くならないと思います。その辺で関節の障害なのか鵞足炎なのかを判断してもいてもいいでしょう。正確な判断は必ず専門家に任せましょう。

初心者ランナーに圧倒的に多い障害です。筋肉が発達していたり、ランニングフォームがしっかりと出来ている上級者にはあまり見られません。鵞足炎は明らかに筋力の不足や疲労が原因でしょう。筋力以上に負荷の高いランニングをすることで起こります。膝を曲げるときや接地の際に膝関節周囲を支えるのに使う筋肉です。よって走る際にはどうしても負荷が掛かりやすい部分です。またどちらかと言うと、内股(X脚)ぎみの人の方が傷めやすい傾向にあります。接地の際に膝が内側に入り込みやすいランニングフォームであると鵞足部に強いテンションが掛かり、膝の内側に強い負荷が掛かりやすいです。

治療はまずは休息。負荷のかかった筋肉を休めます。炎症ですので痛みが特に強ければアイシングも必要でしょう。膝の内側に固まった筋肉が触れると思うので、その部位はマッサージや鍼で緊張を取っていくことも良いでしょう。

ランニングの再開には太ももの筋肉のストレッチを念入りに行い、柔軟性を付けていきましょう。ただ伸ばして痛みが出るようならストレッチはやめます。休み過ぎないように、ウォーキングや太もも周りの筋トレは継続してやりましょう。再発を防止するためにはランニングフォームを見直す必要があるでしょう。特に足の接地時に膝が内側に入ることが無いように注意しましょう。

以上が鵞足炎についての簡単な説明になります。
最大の対策はやはりランニングフォームの見直しです。フォームが変わらなければ、また同じように痛めるでしょう。根治には効率的なランニングフォームを身に付けましょう。