裸足ランニングは足の痛みを解消できるか?

2017年12月20日

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裸足ランの誕生

近年、裸足で走る「裸足ラン」(ベアフット・ラン)が注目を集めています。裸足で走る人の姿も見られます。ランニングの一環として裸足を取り入れるようになったのはいつからでしょう?大きな流れとなったのはやはり『BORN TO RUN』ではないでしょうか。走る民族「タラウマラ族」について書かれた名著『BORN TO RUN』の影響からワラーチと呼ばれるサンダルで走ったり、さらに裸足で走ったりする人が出てきました。

裸足ランの効果

では裸足ランは一体どんな効果があるのでしょうか?

まずは裸足で実際に走ってみるといいでしょう。恥は度外視・・・裸足で外を走ってみてください。裸足で走っている時、足の着地はどうなったでしょうか?恐らくほとんどの人は足の前側の方で接地したと思います。踵から着地する人はいないと思います。

裸足で走る時、足を地面に接地した瞬間に体重の3倍もの重力が足に掛かるそうです。その衝撃を吸収するために足の前側で接地するようになるのです。踵から接地することは痛くて出来ないのです。つまり、ヒールストライクと呼ばれる踵着地は足への衝撃が強すぎてそれをすることは不可能なのです。踵の骨が痛すぎて出来ません。足の前側で接地するとうまく接地時の衝撃を吸収できるのです。

足の骨は指の関節からつながりさらに7つの骨が合わさって形成されています。足の指の関節や骨同士のつながり、さらに足のアーチ構造が足に掛かる衝撃を吸収するのです。でも踵から接地した場合、それらの緩衝作用は全く使えず、踵に対し直に衝撃が加わってしまうのです。足独特の衝撃をうまく吸収する機構がうまく働かないのです。

最近の高機能シューズはクッション性能が良く、踵から着地しても痛くないでしょう。靴底のクッションにより衝撃を吸収しているのです。その靴の機能に頼り過ぎたランニングフォームにより、自らの体に備わった衝撃吸収機構を使えず、脚や身体に掛かる衝撃をうまく吸収することが出来なくなってしまうのです。そこにランニグ障害の多くを引き起こす根本原因が隠されているのではないでしょうか。

裸足ランを取り入れる

ランニング障害がなかなか治らず苦しんでいる人はとても多いでしょう。そういう人にアドバイスとして「一度裸足で走ってみましょう」とアドバイスすることがあります。裸足で走ると足に掛かる衝撃を吸収しようという走りに自然となるのです。その走り方が本来の自然なフォームなのです。そのフォームで走り続ければいいのです。一度フォームをリセットするために裸足ランをすることは非常に有効です。常に裸足で走れとまでは薦めません。ただ、ランニングで痛みが出るのであらば、一度リセットをする意味で短時間でいいので、裸足で走ってみてはいかがでしょうか。その裸足で走った感覚をフォーム改善に取り入れるのです。そしてそのフォームを自分のものとしてフォーム固めに役立てていけばいいと思います。それを思い出すため、度々繰り返し実行することが必要だと思います。ランニングのけがに苦しんでいるのであれば是非、ベアフットラン『裸足ランニング』を練習にうまく取り入れてみてはいかかでしょうか。

裸足ランニングで注意すること

裸足で走る上でのメリットを述べてきましたが、やはり注意すべきこともあります。
足裏の肌が摩擦に耐えられません。皮膚が裸足に慣れていない状態なので足裏に不具合が出来ることがあります。いきなり長い時間やることは避けましょう。ワラーチと呼ばれるサンダルや足袋などで走ってならしていくのもいいでしょう。

走る上での根本的な筋力不足があるとフォアフットランは下肢筋に大きな負担が掛かります。衝撃の吸収は各関節で行うのは勿論のこと、筋肉でも行われます。筋肉が出来ていないと筋肉の損傷がおこることがあります。また、うまく衝撃を和らげるフォームが取れないと、裸足ランは逆に故障の原因になることがあります。

裸足ランニングにはこれらを始め、色々とマイナス面もあると言うことを理解した上でうまく取り入れてみてはいかがでしょうか。